対局を始める時は
「お願いします。」
と両者共に頭を下げ、
対局が終わる時には敗者が
「負けました。」
と自ら負けを認めて頭を下げます。
これに対し勝者は喜びをあらわに表現するのではなく、
「有難うございました。」
と一礼しお互いの健闘を称え合います。
特にこの敗者が能動的に「負けました。」と頭を下げるという行為は、
他の競技ではなかなか見受けられない事だと思います。
自ら負けたという事実を認めるのは本当に悔しい事ですが、
この悔しさをぐっとこらえて相手に敬意を払う姿勢が、
人として成長するうえでの大きな力となっていきます。
礼儀正しさを身につけるという事は、まさに教育の原点であると思います。
伝統文化から礼儀を学ぶ事により、人間形成の土台をしっかりと構築出来るのではないでしょうか。
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