2014年10月25日土曜日

将棋から得られる能力 一、礼儀正しさ

将棋は礼に始まり礼に終わる競技です。

対局を始める時は

「お願いします。」

と両者共に頭を下げ、
対局が終わる時には敗者が

「負けました。」

と自ら負けを認めて頭を下げます。

これに対し勝者は喜びをあらわに表現するのではなく、

「有難うございました。」

と一礼しお互いの健闘を称え合います。

特にこの敗者が能動的に「負けました。」と頭を下げるという行為は、
他の競技ではなかなか見受けられない事だと思います。

自ら負けたという事実を認めるのは本当に悔しい事ですが、
この悔しさをぐっとこらえて相手に敬意を払う姿勢が、
人として成長するうえでの大きな力となっていきます。


礼儀正しさを身につけるという事は、まさに教育の原点であると思います。

伝統文化から礼儀を学ぶ事により、人間形成の土台をしっかりと構築出来るのではないでしょうか。

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